姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
初めての感覚に驚くと同時に、刺激的なその出来事が忘れられなかった。
社交界を騒がせる彼女の笑みが自分だけに向けられた事に気分が高揚したのだ。
なんとジャネットは次に顔を合わせた時も、その次も此方に話しかけてきた。
(もしかして、俺に興味があるのかな……?いや、そんな訳ない)
ジャネットに「殿下がわたくしの魅力に気付いてくれない」「いい婚約者が見つからない」と、相談される事が度々あった。
その度にドキドキと音を立てる心臓の音が大きくなっていった。
そして、ある日の事ーー。
急に手を握られて、ボディータッチをされながら耳元で囁かれていた。
まるで試されているようだと思った。
濃厚な花の香りにクラリと目眩がした。
「貴方みたいな人が、わたくしに尽くしてくれたら幸せなのに……」
そう言われてプチンと理性の糸が切れた。
此方に遠慮なしに触れてくる彼女に我慢していたものが溢れ出したのだ。
今までのことがどうでも良くなって欲に流されるがまま彼女の言葉に乗せられるままに動いていた。
「何を、しているのですか……?」
ーーやってしまった
ウェンディと目があった瞬間、全身から血の気が引いていくような気がした。
彼女の絶望にゆらめく瞳を見て、取り返しがつかない事をしてしまったと悟ったのだった。
社交界を騒がせる彼女の笑みが自分だけに向けられた事に気分が高揚したのだ。
なんとジャネットは次に顔を合わせた時も、その次も此方に話しかけてきた。
(もしかして、俺に興味があるのかな……?いや、そんな訳ない)
ジャネットに「殿下がわたくしの魅力に気付いてくれない」「いい婚約者が見つからない」と、相談される事が度々あった。
その度にドキドキと音を立てる心臓の音が大きくなっていった。
そして、ある日の事ーー。
急に手を握られて、ボディータッチをされながら耳元で囁かれていた。
まるで試されているようだと思った。
濃厚な花の香りにクラリと目眩がした。
「貴方みたいな人が、わたくしに尽くしてくれたら幸せなのに……」
そう言われてプチンと理性の糸が切れた。
此方に遠慮なしに触れてくる彼女に我慢していたものが溢れ出したのだ。
今までのことがどうでも良くなって欲に流されるがまま彼女の言葉に乗せられるままに動いていた。
「何を、しているのですか……?」
ーーやってしまった
ウェンディと目があった瞬間、全身から血の気が引いていくような気がした。
彼女の絶望にゆらめく瞳を見て、取り返しがつかない事をしてしまったと悟ったのだった。