何もかも奪われた純白の聖女は全てを破壊する
プラインの育ての親を紹介されて、魔族の仲間になった経緯を聞かされた時に初めて、プラインの言葉や態度の理由が分かったのだった。
「怖くないのですか?」
「貴方は一体、何をそんなに怖がっているの?」
「僕は……また一人になるのが怖いんです」
「そう」
「っ、サラ様は一人になるのが怖くないんですか…?」
「……」
「魔族にも人間にもなりきれない僕は結局、中途半端な存在なんです!だからいつも不安で…!」
「居場所なんて不安定なものに縋って何になるの…?」
「え……?」
「いつ崩れるか分からないものに怯えてばかりいないで、貴方は一人で立った方がいいわ」
「一人で、立つ……?」
「貴方が捨てられたという事実は変わらない………そして、裏切られる事実もね」
プラインは激しい怒りを感じてか口をつぐんだ。
「っ…」
「永遠なんてないわ……変わらないものなんてない」
自分に言い聞かせるように呟いた。
「怖くないのですか?」
「貴方は一体、何をそんなに怖がっているの?」
「僕は……また一人になるのが怖いんです」
「そう」
「っ、サラ様は一人になるのが怖くないんですか…?」
「……」
「魔族にも人間にもなりきれない僕は結局、中途半端な存在なんです!だからいつも不安で…!」
「居場所なんて不安定なものに縋って何になるの…?」
「え……?」
「いつ崩れるか分からないものに怯えてばかりいないで、貴方は一人で立った方がいいわ」
「一人で、立つ……?」
「貴方が捨てられたという事実は変わらない………そして、裏切られる事実もね」
プラインは激しい怒りを感じてか口をつぐんだ。
「っ…」
「永遠なんてないわ……変わらないものなんてない」
自分に言い聞かせるように呟いた。