君と僕は

プロローグ

夕飯を食べ終わり、薄暗い自分の部屋でしとしと雨の降る窓の外を眺めていた。
僕には腐れ縁の幼馴染がいる。一時期、恋人だったこともある。
もう彼女と別れてから1年経った。
後悔は、ないと言い切ることは難しいし、今でもあのままだったらと考えることもある。
ピロンッと着信音が広い部屋に響く。
その音が凄く虚しい。返信をし、ベットにダイブする。
途端に眠気が襲ってきた。ベット脇の写真を見ながら、彼女のことを考える。
彼女は、とても綺麗で眩しい僕の光だ。今までもこれからもずっと。

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