童話書店の夢みるソーネチカ
『CLOVER』は童話書店というだけあって、商品の大部分が絵本である。
店内は五十坪ほどの広さで、吹き抜けの二階建て。上の階には児童小説や英語の絵本なんかが置いてある。
天井からは長さの異なるペンダントライトがいくつか吊るされ、オフブラックの腰壁を採用した洋風の内装だ。円錐台の絵本架には美しい装丁の本が並び、この店自体が西洋のおとぎ話に出てきそうな、幻想的な雰囲気に包まれている。
とても柳木のセンスでコーディネートしたとは思えない。が、千花はこの店の情調を格段気に入っていた。
千花が制服に着替えて戻ると、すでに数人のお客さんが来店していた。
幼稚園からの帰りであろう親子が並んで本を眺めている。あの棚は新作の絵本コーナーだったはずだ。
視界の端では、丸メガネの少女が二階に上がろうとしていた。児童小説を買いに来たのかな。いかにも文学少女って感じがする。
柳木はカウンターでレジ打ちをしていた。
キャンバス地のエコバッグを肩にかけた女性がお釣りを受け取っているところだった。
店内は五十坪ほどの広さで、吹き抜けの二階建て。上の階には児童小説や英語の絵本なんかが置いてある。
天井からは長さの異なるペンダントライトがいくつか吊るされ、オフブラックの腰壁を採用した洋風の内装だ。円錐台の絵本架には美しい装丁の本が並び、この店自体が西洋のおとぎ話に出てきそうな、幻想的な雰囲気に包まれている。
とても柳木のセンスでコーディネートしたとは思えない。が、千花はこの店の情調を格段気に入っていた。
千花が制服に着替えて戻ると、すでに数人のお客さんが来店していた。
幼稚園からの帰りであろう親子が並んで本を眺めている。あの棚は新作の絵本コーナーだったはずだ。
視界の端では、丸メガネの少女が二階に上がろうとしていた。児童小説を買いに来たのかな。いかにも文学少女って感じがする。
柳木はカウンターでレジ打ちをしていた。
キャンバス地のエコバッグを肩にかけた女性がお釣りを受け取っているところだった。