青春恋日記
4月7日
今日は高校の入学式だった。なれない制服を着て幼なじみの孝太と2人で学校へ向かった。学校に着くと、校門のところでクラス表を渡された。僕は2組だったけど、孝太は3組でクラスが離れてしまった。

4月19日
今日は野球部の体験入部に行った。顧問の先生は怖い雰囲気だし練習もキツいけど中学からやってきたし、2、3年生はフレンドリーで優しいら野球部に入ることにした。孝太も一緒だ。

4月29日
今日は入部して初めての練習だった。知らない人達が沢山いて少し緊張したが、初日は無事終えられ、友達もたくさんできた。その中に1人、印象的な人がいた。彼は、城本陽輝という名前でまつ毛が長くて目がクリっとしてて鼻筋が通ってるイケメンで背も高くて手足は長くてすらっとしている。声は低めのよく通る声で笑顔がくしゃっとして子犬みたいだ。キャッチボールの時にみた、力強く真っ直ぐなボールが忘れられない。さらに片付けの時僕が1人で重いボール籠を運んでいると真っ先に駆け寄って手伝ってくれた。そして「しゅんだっけ? よろしく!」と笑顔で話しかけてくれた。ボールと同じように真っ直ぐな性格みたいだ。

7月18日
家ので1人でゴロゴロしてると、チャイムが鳴った。出てみると陽輝と同じ部活の拓馬がいた。「どうしたの?」と聞くと「暇だから今から○○公園行かね?」と言われた。特に予定もなかったのでそのまま行った。
○○公園には既に野球部の人達が3、4人いて鬼ごっこをしていた。早速その中に混じって僕も鬼ごっこを始めた。しばらく遊んだ後疲れた陽輝と一緒にベンチで休憩しながら好きな歌手や、今のクラスについて話していた。話し込んでいると鬼がこっちに来た。ぼくからは死角だったので気が付かないでそのまま話していた。すると陽輝が「やべっ!こっちきた!」といって立ち上がった。僕は楽しすぎて鬼ごっこのことなんてすっかり忘れていたので何の事か分からずにいると「俊!逃げるぞ!」といって僕の手を引いて走り出した。追いかけられているのは理解したがなぜ手を繋いでいるのかが分からない。結構距離感近いんだなぁと思いながら走ってると陽輝が鬼につかまった。手を繋いでいたのでその直後に僕が陽輝につかまった。だけど、つかまえる時に後ろから抱きつかれてびっくりした。

7月20日
今日から夏休みが始まった。前から悩んでいたがさすがに暑いので坊主にした。部活に行くとみんなから驚かれた。陽輝や拓馬に「本物の坊主だwすげー」とか言われた。みんなに囲まれてちょっと恥ずかしかった。

12月5日
今日はすごく寒かった。最高気温は7度。かじかんだ手で氷のように冷たいバットを握るのはとても辛くて、手が真っ赤になった。休憩時間になっても水筒を飲むのも辛くて手をあっためていると、横から手が伸びてきて、「うわ冷たっ!大丈夫?俺の手暖かいだろ」と言う声が聞こえた。見ると陽輝が僕の両手を笑顔で包み込んでくれていた。今日は休憩の度にずっとそうしてくれた。なぜかそうしてくれてる間はすごく安心感があってでも何故か心臓が狂ったのかと思うほどドキドキした。
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