義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
 伯爵家としては……。実子は私だけでした。女性に継承権はないため、直系男子に伯爵家を継がせるためには……。義弟も継ぐことはできない。父の兄弟かその子供……誰が継ぐことになるかは分かりません。どちらにしても私とは親しい立場の人ではないため、もし父が早くに亡くなり、行き遅れの私がずっと家にいた場合……。親切な方ならいいですが、そうでなければどんな扱いを受けていたか分かりません。伯爵家を継ぐ予定の人の人となりを父が知っていて、私が後に酷い扱いを受けると想像できたから、私をそれよりはマシな環境だろうと辺境伯に嫁がせたのかもしれません。

 うーん。
「出入りの商家にも探りを入れれば情報は集まりますわね。どこそこの跡取りはどうとか、新しく力をつけてきた商家はどうとか……」
「そうですわね!私の姉は公爵家で侍女をしておりますので、上位貴族の集まりなどもあります。その方々の情報は姉に聞いてみます」
「私の兄は騎士です。騎士の情報なら得られると思います」
 皆の目が輝きだした。
「他の女生徒にも声をかけて情報を集めましょう!すでに婚約者がいる方には、婚約者の交友関係等からも情報が集まるかもしれません」
「ええ、主だった独身貴族に、有力な商家の子息……皆で力を合わせれば、とても有益な情報が集まりますわ!きっと!」
「そうですわね!女性の情報収集力の腕の見せ所ですわ!」
< 62 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop