義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>
 でもね、もしかしたら……辺境伯家から追い出され、一人で残りの人生を生きていく可能性もあるわけじゃない?
 実家にも頼れない、嫁ぎ先にも居られないとなったら……もちろん金銭面では生きていく分は亡くなった主人にはもらっているけれど。でも一人で寂しく生きていくのって……考えただけでも泣きそうになる。
 孤児院で子供達の面倒を見ようかとか色々考えてはいますが……。
 騎士になって働くというのもありだと思うんです。
「えーっと……学園は広いのね?あちこち見て回っているうちに迷子になってしまいましたわ」
 と、適当に言い訳しておく。
「ま、迷子?」
 リードルが大声を上げる。
「お義母様大丈夫だったのですか?一人でウロウロするから迷子になるんです。ちゃんと今度から私に声をかけてくださいっ!」
 ん?
 エリエッタの言葉に首をかしげる。それ、親が子供に言う言葉なのでは……?あれ?
「そうです。一人で歩いていて悪い人に連れて行かれたらどうするつもりですか!」
 ん?
 リードル、それも、子供が親に言うことばとは違う……。あれ?
「エリエッタ、リードル、大丈夫よ?学園に悪い人なんていないでしょうし。そもそも私を連れ去る意味もないですよね?」
 ダンッと、音を立ててリードルがテーブルに手をついた。
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