間違えてない?私なの?
 翌日、優華は母に学校を休むと言ったようだ。
 私は、1人で学校へ向かった。

 教室で、美優に声をかけられた。
「風華、ちょっと。」
 2人で、人のいない屋上へと続く階段に言って。

「優華の様子はどうだった?
 メッセージ来てさ、瑞稀に振られたって。」
 美優は、優華から聞いていたようだ。

「うん。帰ってからしばらく泣いていたし、お風呂は入ったみたいだけど、ご飯は食べず。今日は、休むみたい。」
 私は、美優に優華の様子を伝えた。

「そうなんだ。」
 美優も、優華を心配して、落ち込んでいた。
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