冷酷御曹司の激情が溢れ、愛の証を宿す~エリート旦那様との甘くとろける政略結婚~

 私は純粋に彼との子供ができて嬉しいと思った。妻の務めとかそんなこと考えもしなかったのに。

 でも、充さんは私との子供を喜んでいるのではなくて、自分の跡取りができたことを喜ばしいと思っている。

 そのことに彼との温度差を感じてしまった。

「俺もできることは協力するから無事に産んでくれ。一緒に育てていこう」
「はい」

 頷いてはみたものの、私の胸の中にはもやもやとしたものが広がっていた。


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