一途な幼馴染みは私限定甘えたさん
「夜宵って3月の?」

「ううん、“夜“に今宵の“宵”で夜宵」


宙で漢字を書いて説明する


まつりちゃんはふむふむと頷いて


「漢字弱いけどなんとなか分かった~
めちゃいい名前やん」


「あ、りがとう」


「夜宵って呼んでい?」

「も、ちろんだよ!」


優しく微笑むまつりちゃんに思わずわたしも笑みが漏れる


「やた!あたしのこともまつりって呼んでね~」

「ま、つり……ちゃん?」


呼び捨てにしようとしたがやっぱりなれずちゃんをつける


「えー呼び捨てでいいのに~」


「頑張ってみる。」

「うん、待ってる!」


まつりち、……まつりの明るさで緊張がいくつか和らいだ



「……ま、つりあのさ……」

「おぉ!なんだねなんだね?」


ふと思いつき尋ねる


嬉しそうに目を細めたまつりは楽しそうに顔を寄せてくる
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