秘書はあらがえない気持ちを抱いて 【おまけ①】
理央再び編
「お前、よくのこのこ顔を出せたな。」

今しがた部屋に入って来た人物に対して、進一郎はソファーで足を組みドンと見下すように睨め付けた。

「そりゃあ寧ろ顔出しやすくなったからね。瑛二に俺の気持ちがバレちゃったら、なんか吹っ切れて気使わなくて良いかなって。」

「気使えよ!」

「これからは瑛二に会いに来るって公に言えるって良いな!」

「会いに来るな!てか、瑛二にフラれただろ!」

「うん…、瑛二は俺のこと友達としか思えないって…
だから!変わらず友達として会いに来るからな!」

「お前のメンタルはどうなってんだ…」


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