ダブルブルー
着替えのために部屋に戻った、数分前のことを思い出す。


目の前には、変わらずおだやかに微笑む久保田さんがいる。


この優しい笑顔が、私を見つめてくれて。


もっともっと、たくさんのことを話して伝えあう。


それはきっと、とてつもなくステキな日々になるだろう。



今までは、失うことや、駄目になってしまうことを想像して、諦めていたようなことも。


私生活や将来のことや、恋愛も。


まずは、踏み出さなければそもそもはじまらないのだ。


決意をして、久保田さんをまっすぐに、見つめて大きく息を吸った。








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