課長に恋してます!
「もう行かなきゃ」

 課長が立ち上がった。

「一瀬君、次は君に会いに帰ってくるよ」

 ハッキリと課長はそう言った。

「私に会いに?」
「うん。また天ぷらでも食べよう。だから元気でいるんだよ」

 課長が頭を撫でてくれた。
 今までと違う距離感に戸惑う。

「課長、あの、あの……」

 両想いでいいんですよね?私の気持ち受け入れてるんですよね?
 そう言いたいのに、気持ちがいっぱいで言葉が喉の奥にひっかかる。

「じゃあね」

 課長が出国ゲートの向こうに消えていく。
 課長の姿が見えなくなった後も手を振った。

 私に会いに帰って来てくれる。
 それだけで十分幸せだ。
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