課長に恋してます!
「デートか」
腕を胸の前で組みながら課長が静かに言った。
「そんな響き、久しぶりに聞いたな。最後にデートしたのは結婚前の娘と二人きりで映画を観に行ったぐらいだよ」
課長はいつもと変わらず、落ち着いている様子。
当たり前か。意識して動揺しているのは私だけなんだから。
「娘さんとデート、いいですね」
相槌を打つ声が少し上ずった。
恥ずかしい。なんでこんなに緊張しているんだろう。
香港に来てからずっと課長と二人きりだったのに。
二人きり……。
そう思ったらカアッと顔中が熱くなる。
恥ずかしくて課長の顔を見られない。
心臓もドキドキして、落ち着かない。
これ以上、課長と二人きりなんて無理だ。
「あ、あの、お手洗い行ってきます」
こんなに真っ赤になっている顔を見られたくない。
テーブルに飲みかけのコーヒーを置いて、逃げるように席を立った。
お手洗いに行き、個室に入った。
まず深呼吸をするけど、胸がいっぱいで、呼吸するのも苦しいって思うぐらいガチガチに緊張してた。
指先なんて震えている。
課長と二人でいる事を意識したら急にそうなった。
初めて異性を意識した中学生みたい。
いい年して、何やってんだろう。
一人暮らしして、仕事して、社会人としてそれなりにやってきたいい大人なのに、すっかり心は思春期だ。
敏感過ぎて困る。
それに比べて課長は全く動じない。
冷静で、大人で……。
それもそうだよね。
課長は私の事、元部下って以外の目では見てないんだもん。
今日、付き合ってくれたのだって、看病のお礼だって言ってたし。
特別私に気がある訳じゃないんだよね。
片思いなんだって骨の髄まで感じる。
はあ。今度は落ち込んだ。
腕を胸の前で組みながら課長が静かに言った。
「そんな響き、久しぶりに聞いたな。最後にデートしたのは結婚前の娘と二人きりで映画を観に行ったぐらいだよ」
課長はいつもと変わらず、落ち着いている様子。
当たり前か。意識して動揺しているのは私だけなんだから。
「娘さんとデート、いいですね」
相槌を打つ声が少し上ずった。
恥ずかしい。なんでこんなに緊張しているんだろう。
香港に来てからずっと課長と二人きりだったのに。
二人きり……。
そう思ったらカアッと顔中が熱くなる。
恥ずかしくて課長の顔を見られない。
心臓もドキドキして、落ち着かない。
これ以上、課長と二人きりなんて無理だ。
「あ、あの、お手洗い行ってきます」
こんなに真っ赤になっている顔を見られたくない。
テーブルに飲みかけのコーヒーを置いて、逃げるように席を立った。
お手洗いに行き、個室に入った。
まず深呼吸をするけど、胸がいっぱいで、呼吸するのも苦しいって思うぐらいガチガチに緊張してた。
指先なんて震えている。
課長と二人でいる事を意識したら急にそうなった。
初めて異性を意識した中学生みたい。
いい年して、何やってんだろう。
一人暮らしして、仕事して、社会人としてそれなりにやってきたいい大人なのに、すっかり心は思春期だ。
敏感過ぎて困る。
それに比べて課長は全く動じない。
冷静で、大人で……。
それもそうだよね。
課長は私の事、元部下って以外の目では見てないんだもん。
今日、付き合ってくれたのだって、看病のお礼だって言ってたし。
特別私に気がある訳じゃないんだよね。
片思いなんだって骨の髄まで感じる。
はあ。今度は落ち込んだ。