アラサー女子やってたら、知らないうちに母親になっていました。
第十八章 違和感
自分は何者なのか問いかけても分からない。ただの病院の掃除の30歳の何の取り柄もない人間。
その上、性同一性障害(LGBT)のF t X(Xジェンダー)の両性、強迫性障害、発達障害、過食症、これだけの病気を持った僕がなぜ母親なのか違和感しかなかった。その他にもAD HD、アスペルガーがグレーゾーンで、機能不全家族で育った父親の影響と学校で上手くいかなかったせいなのかアダルトチルドレン(AC)のロスト・ワン(『永遠の迷子・居なくなった子』と表される)でもある。
その上、心室中核欠損症、斜視、側湾症の進行型、小顎症まで持っている。小顎症なんか歯を抜いて顎の大きさと合わせた本数になるよう歯を抜く手術をしてから顎の手術なのに手術費もない。
なぜ、こんなに病気ばかりして、子供が生まれたらママ友付き合いなんて上手くできないと見て取れる僕が母親になる運命に有るのか違和感しかなかった。ゆうちゃんが家に来た時、当時の恋人は自堕落なぽっちゃりさんで、同じ障がい者の方だった。

だが、そんな僕がなぜ母になったのかそれを娘に聞いてみた。
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