激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました
私にとって大問題だった寝室が同室問題も、結局まだベッドを共にすることなく済んでいる。
どこで寝泊まりしているのだろうと僅かな疑問もあるが、弁護士である香椎さんの生態は未だ謎だらけだ。
そんな香椎さんから、お昼過ぎにメッセージが入ってきていた。
【今日の仕事は何時くらいに終わる予定?】
都合を伺うメッセージに、本日の予約表を見てメッセージを返信した。
今日は十七時以降の予約が入っていなかったから、早くお店を閉めようと思っていると。
すると数分後に返ってきたメッセージには、【それなら迎えにいく。買い物に行こう】と思いもよらぬ返信が入ってきた。
買い物。確かに冷蔵庫の中はまだ料理ができる状態ではないし、基本の調味料や食材は買っておかないといけないと思う。
そう思って【わかりました】と返信をした。
迎えに来るという部分に関しては、ディライトの店舗から少し離れた場所でお願いしたいと伝えておいた。