激情を抑えない俺様御曹司に、最愛を注がれ身ごもりました


「大丈夫か。すぐに病院に行こう」

「すみません……お仕事中に」

「何言ってるんだ。このために近くにいるようにしたんだ。大正解だった」


 私の体を支え、透哉さんがそっと立ち上がらせてくれる。


「すみません。ご連絡ありがとうございました。助かりました」


 透哉さんがふたりにお礼を言うと、潤子伯母さんはそそくさと入り口に走りドアを開けてくれる。


「いえ、とんでもない! タイミングよく私たちがいるときで良かったわ」

「確かに、そうですね」


 ふたりのやり取りを耳にしながら、あとからついてくる実乃梨に「実乃梨」と声をかける。


「ごめん、せっかくのウエディングネイル。できなくて、ごめん」

「何言ってるの! ネイルはまた今度やって! 京香、頑張ってよ!」


 潤子伯母さんと実乃梨に見送られ、透哉さんの車でかかりつけの産婦人科へと向かう。

 痛みには波があり、普通に話せるときもあれば受け答えも辛いくらい痛みがやってくるときもある。


「京香、大丈夫か」

「はい……」

「もう少しで着くから」


 運転をしながら、透哉さんはずっと私を気にかけ声をかけ続けてくれる。

 病院に着くと、事前に連絡を取ってもらっていたおかげで、すぐに助産師さんと看護師さんが迎えにきてくれた。

 すぐに診察をし、このまま入院するという診断がおりる。

 やはり破水をしていて子宮口の開きも進んでいるため、ベッドに横になり、いつ陣痛が強まってきても対応できるように入院着にも着替えを済ませた。

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