赤い衝撃
「手とか繋いでみる?」
「はあ?」
「だよね!」
そう言って駆け出した。
-----ゆっくり好きになれ。
自信がないと言えない言葉だよね。
両手でメガホンを作り
後ろから歩いてくる龍二に叫んだ。
「いつから好きだったー?!」
龍二は、眉間に皺を寄せた。
だけど、ほんの少しだけ照れたように
口元をほころばせた。
ねえ?と叫んでも
何も答えずに近付いてくる。
「龍二でも、照れるんだぁ?」
「照れる?俺が?」
もう龍二は眼の前にいた。
「照れてるから言わないんでしょ?」
麻耶は、からかうような笑みを浮かべ
彼を見上げた。
「もう二度と言わない。
お前に会って暫くしてからだ。
俺の中では妹じゃなかった。
ちゃんと女だった!だから惚れた。
以上だ!」
「ふ~ん。
全然気付かなかったなぁ、知能犯だね?」
龍二は軽く笑った。