寝取られ妻の憂鬱
五話
〇クローゼットの中
一菜M「どうしよう……」
一菜M「見つかっちゃう」
・クローゼットの扉に修平の手がかかる。一菜の心臓の鼓動がピークに達し、恐怖で顔が歪む。
・対照的に、背後の泉は暗闇の中で平然と薄笑いを浮かべている。
『ピリリリリ―……』
・扉が開かれる寸前、静寂を切り裂くように修平のスマホの着信音が鳴り響く。
・修平の手が止まる。
修平「はい」
修平「あぁ、そうか。そっちにあったか。わかった、すぐ行く」
・電話越しの相手(愛人)と短い会話を交わす。
・実は今から愛人と使う『アブノーマルグッズセット』を探していたのだが、相手が持っていたらしい。
・パタン、と開けかけていたクローゼットを閉めると、修平は足早に寝室を出て、そのまま玄関から家を出て行った。
一菜「はぁ……よかった」
・バタンという玄関のドアが閉まる音を聞き、全身の力が抜け、その場にへたり込みそうになる。
一菜「泉くん。なんてことするのよ、最低……!」
・振り返り、暗闇の中で泉をキッと力強く睨みつける。抗議の目。
泉「一菜さん、ハラハラしながら感じてたでしょ」
・怒る一菜を意に介さず、クスッと意地悪く笑いながら上から見下ろす。
一菜「ちが、そんなはず……」
・図星を突かれ、顔を真っ赤にして否定する。
泉「一菜さんて感じやすいタイプ?」
泉「この前だって、すげー濡れてたし」
・卑猥な言葉を平然と口にする泉。
一菜「や、やめて……もう思い出したくないの」
・両手で耳を塞ぎ、逃げるようにクローゼットを出て行こうとする。
・しかし、泉の長い腕が壁にドンと突かれ、退路を阻止される。
泉「それともスリルが好きなの?」
・ニヤニヤと嗜虐的な笑みを浮かべ、一菜の顔にすり寄ってくる。
・男の強い力で押さえ込まれ、拒むことができない。
一菜「離して……!」
泉「またこの前みたいにしちゃおっか?」
・耳元で甘く低い声で囁かれ、一菜の背筋にぞくっと悪寒と快感が走る。
泉「ねぇ、一菜さん?」
一菜「やめて。もう帰って!」
・泉が油断した隙を突き、力いっぱいその厚い胸板を両手で押し返す。
・泉の腕の中から脱出し、転がるように寝室から逃げ出す。
・パタパタと慌ただしく遠ざかる一菜の足音を聞きながら、泉は暗がりで不敵な笑みをこぼす。
泉「チョロすぎ」
・恐怖と羞恥に染まる一菜の反応が楽しくて仕方ない。完全にゲームの『おもちゃ』扱い。
〇リビング
一菜「はぁ……」
・ソファに深く沈み込むように座っている。
・泉はすでに帰った後。室内には静寂が戻っている。
一菜「散々振り回しておいて、あっさり帰っちゃった。なんなのあの人」
・嵐が過ぎ去った後のような疲労感で、天井を仰ぐ。
〇回想(玄関)
泉「じゃあねまたね、一菜さん、ご飯美味しかった」
・片手を軽く上げ、悪びれる様子もなく爽やかに挨拶する泉。
・一菜は感情を失った能面のような顔で立っている。
一菜「またはないから」
・冷たく言い放ち、泉の背中をグイッと押して玄関の外へ追い出す。
・泉はへらへらとおかしそうに笑いながら出て行った。
〇現在(リビング)
一菜「もうやだ。なんでこんなことに……」
・クッションを抱きしめ、うずくまる。
一菜M「修平さんに思い切って話してみようかな」
一菜M「でも間違いとはいえ、あなたの後輩としちゃったなんて……言えない」
一菜M「きっと怒るよね」
・純粋で優しい(と思い込んでいる)夫の顔が浮かぶ。
・悶々と自問自答を繰り返し、どうしていいかわからず両手で頭を抱える。
・誰にも頼れない孤独の中、部屋に深いため息が落ちる。
一菜「どうしたらいいの……」
・広いリビングに一人ぽつんと取り残された一菜。
〇ホテル(部屋)
・一方夫は煌びやかでラブホテルの一室にいた。
修平「ごめん、待った?」
・部屋に入ると、ベッドに座る女性に声をかける
女「遅い~ノア、待ちくたびれちゃった」
・立ち上がり、修平の首元に親しげに腕をからませる。
・派手なメイクと露出の多い服を着た、一菜とは正反対のタイプの女。
修平「ノアが持ってたんだな、あれ」
女「ていうか、いい加減自宅に保管するのやめたら? 修ちゃん」
女「奥さんに見つかるよ?」
・クスクスと笑いながら修平の胸を指先でなぞる。
修平「大丈夫だって。うちの奥さん、バカだから」
・眼鏡の奥の目を細め、妻に対する愛情など微塵もない、冷酷で嘲笑的な顔を見せる。
女「修ちゃんひどーい」
・二人で顔を見合わせ、ケラケラと下品に笑い合う。
・一菜を嘲笑う修平の醜悪な笑顔と、自宅で一人思い悩み苦しむ一菜の悲痛な姿との残酷な対比でEND。
一菜M「どうしよう……」
一菜M「見つかっちゃう」
・クローゼットの扉に修平の手がかかる。一菜の心臓の鼓動がピークに達し、恐怖で顔が歪む。
・対照的に、背後の泉は暗闇の中で平然と薄笑いを浮かべている。
『ピリリリリ―……』
・扉が開かれる寸前、静寂を切り裂くように修平のスマホの着信音が鳴り響く。
・修平の手が止まる。
修平「はい」
修平「あぁ、そうか。そっちにあったか。わかった、すぐ行く」
・電話越しの相手(愛人)と短い会話を交わす。
・実は今から愛人と使う『アブノーマルグッズセット』を探していたのだが、相手が持っていたらしい。
・パタン、と開けかけていたクローゼットを閉めると、修平は足早に寝室を出て、そのまま玄関から家を出て行った。
一菜「はぁ……よかった」
・バタンという玄関のドアが閉まる音を聞き、全身の力が抜け、その場にへたり込みそうになる。
一菜「泉くん。なんてことするのよ、最低……!」
・振り返り、暗闇の中で泉をキッと力強く睨みつける。抗議の目。
泉「一菜さん、ハラハラしながら感じてたでしょ」
・怒る一菜を意に介さず、クスッと意地悪く笑いながら上から見下ろす。
一菜「ちが、そんなはず……」
・図星を突かれ、顔を真っ赤にして否定する。
泉「一菜さんて感じやすいタイプ?」
泉「この前だって、すげー濡れてたし」
・卑猥な言葉を平然と口にする泉。
一菜「や、やめて……もう思い出したくないの」
・両手で耳を塞ぎ、逃げるようにクローゼットを出て行こうとする。
・しかし、泉の長い腕が壁にドンと突かれ、退路を阻止される。
泉「それともスリルが好きなの?」
・ニヤニヤと嗜虐的な笑みを浮かべ、一菜の顔にすり寄ってくる。
・男の強い力で押さえ込まれ、拒むことができない。
一菜「離して……!」
泉「またこの前みたいにしちゃおっか?」
・耳元で甘く低い声で囁かれ、一菜の背筋にぞくっと悪寒と快感が走る。
泉「ねぇ、一菜さん?」
一菜「やめて。もう帰って!」
・泉が油断した隙を突き、力いっぱいその厚い胸板を両手で押し返す。
・泉の腕の中から脱出し、転がるように寝室から逃げ出す。
・パタパタと慌ただしく遠ざかる一菜の足音を聞きながら、泉は暗がりで不敵な笑みをこぼす。
泉「チョロすぎ」
・恐怖と羞恥に染まる一菜の反応が楽しくて仕方ない。完全にゲームの『おもちゃ』扱い。
〇リビング
一菜「はぁ……」
・ソファに深く沈み込むように座っている。
・泉はすでに帰った後。室内には静寂が戻っている。
一菜「散々振り回しておいて、あっさり帰っちゃった。なんなのあの人」
・嵐が過ぎ去った後のような疲労感で、天井を仰ぐ。
〇回想(玄関)
泉「じゃあねまたね、一菜さん、ご飯美味しかった」
・片手を軽く上げ、悪びれる様子もなく爽やかに挨拶する泉。
・一菜は感情を失った能面のような顔で立っている。
一菜「またはないから」
・冷たく言い放ち、泉の背中をグイッと押して玄関の外へ追い出す。
・泉はへらへらとおかしそうに笑いながら出て行った。
〇現在(リビング)
一菜「もうやだ。なんでこんなことに……」
・クッションを抱きしめ、うずくまる。
一菜M「修平さんに思い切って話してみようかな」
一菜M「でも間違いとはいえ、あなたの後輩としちゃったなんて……言えない」
一菜M「きっと怒るよね」
・純粋で優しい(と思い込んでいる)夫の顔が浮かぶ。
・悶々と自問自答を繰り返し、どうしていいかわからず両手で頭を抱える。
・誰にも頼れない孤独の中、部屋に深いため息が落ちる。
一菜「どうしたらいいの……」
・広いリビングに一人ぽつんと取り残された一菜。
〇ホテル(部屋)
・一方夫は煌びやかでラブホテルの一室にいた。
修平「ごめん、待った?」
・部屋に入ると、ベッドに座る女性に声をかける
女「遅い~ノア、待ちくたびれちゃった」
・立ち上がり、修平の首元に親しげに腕をからませる。
・派手なメイクと露出の多い服を着た、一菜とは正反対のタイプの女。
修平「ノアが持ってたんだな、あれ」
女「ていうか、いい加減自宅に保管するのやめたら? 修ちゃん」
女「奥さんに見つかるよ?」
・クスクスと笑いながら修平の胸を指先でなぞる。
修平「大丈夫だって。うちの奥さん、バカだから」
・眼鏡の奥の目を細め、妻に対する愛情など微塵もない、冷酷で嘲笑的な顔を見せる。
女「修ちゃんひどーい」
・二人で顔を見合わせ、ケラケラと下品に笑い合う。
・一菜を嘲笑う修平の醜悪な笑顔と、自宅で一人思い悩み苦しむ一菜の悲痛な姿との残酷な対比でEND。