先生…大好き!
 私、葉月麻衣(16)は、今、担任の先生、如月連(25)と学校の屋上で2人きりです。

 「先生!」
 「なんだ?」

緊張してなかなか言葉が出てこないけど意を決して。

 「入学式で見た時からずっと好きでした!先生に迷惑をかけることはわかっていたのですが、どうしてもこの気持ちを伝えたくて!」

内心は、こんなこと言われても先生は困るだけってわかってるんだけど、それでも毎日、先生への好きって思いが積もって、どんどん気持ちが抑えきれなくなって……ごめんなさい!と謝罪する。

「そうか。なら、付き合ってみるか?俺もお前のことは前から気になっていたしな」
「そうですよね。生徒と先生ですもんね。私の気持ちに答えてくれて……って、今なんて言いました?」
「だから、付き合おうって言った」
「え?……えぇぇぇぇぇぇ!」

嘘でしょ!どういうこと!めっちゃ断られると思ってたんだけど!

「なんだ?俺と付き合うのは嫌なのか?」
「そんなことはありません!よろしくお願いします」
「おう。よろしくな」

こうして、私は学園のアイドル的存在の先生と密かに付き合うことになった。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop