はじまりの国でまた出会った僕らは一万年後の世界でまた君と恋をする
現世の世界で
この世界は残酷だ。
「なぜまだ高校二年生なのに新学年始まって早々何個もテスト受けなきゃいけないのよ!
もー無理。
やしろ、代わりに私の分も解いて」
「俺も左に同じで。
やしろ、俺の分も代わりに解いて」
そう、二人して駄々をこねるのは私、大鳥鈴音と右に座っている宮本累である。
二人揃って机に突っ伏し、私の前の席に座っていて、幼馴染である稲荷やしろに駄々をこねている。
「嫌だよ、同じ問題を三回も解かなきゃいけないとか。今回のは今までの中で一番難しいんだから余計に時間かかるし。
それにこのテストは進路に関係するんだから自分の実力とこれからの課題を見つけるためにきちんと自分で解き切らなきゃいけないでしょ?」
そう、答えたやしろは、椅子の背もたれに肘を置き、頭を上げると私を見下ろしていた。
「「グハッ…、ごもっともなご意見…。」」
何よ、やしろ以上に難しいと感じてるからちょっとでも励ましの言葉もらおうと思ったのに…。
ちぇっ、不適なえみしやがって。
「なぜまだ高校二年生なのに新学年始まって早々何個もテスト受けなきゃいけないのよ!
もー無理。
やしろ、代わりに私の分も解いて」
「俺も左に同じで。
やしろ、俺の分も代わりに解いて」
そう、二人して駄々をこねるのは私、大鳥鈴音と右に座っている宮本累である。
二人揃って机に突っ伏し、私の前の席に座っていて、幼馴染である稲荷やしろに駄々をこねている。
「嫌だよ、同じ問題を三回も解かなきゃいけないとか。今回のは今までの中で一番難しいんだから余計に時間かかるし。
それにこのテストは進路に関係するんだから自分の実力とこれからの課題を見つけるためにきちんと自分で解き切らなきゃいけないでしょ?」
そう、答えたやしろは、椅子の背もたれに肘を置き、頭を上げると私を見下ろしていた。
「「グハッ…、ごもっともなご意見…。」」
何よ、やしろ以上に難しいと感じてるからちょっとでも励ましの言葉もらおうと思ったのに…。
ちぇっ、不適なえみしやがって。