先生と私の三ヶ月
流星君が眠った後、夜中に乱暴に私の部屋のドアが叩かれた。

 ドアを開けると、怖い顔をした先生が立っている。
 また夜中のコンビニ?

「話がある。こっちに来い」

 静かな声で言われ、リビングまでついて行った。先生は窓際に立ちハーッと深いため息をついた。

 沈黙が流れる。

 壁時計は午前1時をさしている。コンビニへ行けと言うなら早く言って欲しい。少しでも早く用事を済ませて寝たい。流星君の朝食を用意しなきゃいけないし、午前中は流星君と遊ぶ約束もしたから寝不足という訳にはいかない。

 眠くてあくびが出そう。だけど、あくびをしたら怒られそうな雰囲気。
 ソファに腰かけると、先生がこっちを見下ろした。

「流星に何か言ったか?」

 振り向いた先生の目が厳しい。

「何かとは?」
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