オー!マイ・ハワイ!
11.晴れ渡るハワイの空
クリスマスパーティーは、ほのぼのとして穏やかな時間だった。

修二の家族には、詩乃ちゃんを助けたことを感謝され、勇気があるとか素晴らしいとか、一生分ほめられたような気がした。

義姉(おねえ)さんとも、一緒にワイワイ準備や片付けをし、とても楽しかった。

義兄(おにい)さんの子にも気に入ってもらえたようで、プレゼントに持ってきた人形でままごとを一緒に楽しんだ。

もちろん結婚については完全なる祝福ムード。くすぐったい思いがした。

マンションに帰ってきた時にはもう20時をまわっていた。帰り道で買ったワインとチーズで乾杯する。

「メリークリスマス!」

「きょうはありがとう。みんな喜んでたよ」

「私こそ、とても楽しかった。家族になるって嬉しいことだね」

「ほんと、そうだな」

「修二、これからもよろしくね」

穏やかに微笑んで見つめあった。吸いこまれそうなくらい、修二の目はきれいだ。

「結婚式、まなみはどうしたい?」

まったく考えていなかったわけではないが、きょうのパーティーで修二の父親にどうするのかと聞かれたのだ。

「せっかくだしハワイでやりたい! 家族だけでこじんまりとさ」

「いいね! でも会社用のパーティーも日本でやらせて?」

「わかった、大丈夫だよ」

「来月またハワイに行くから、ついでにチャペルの見学行こうよ」

「ハワイ島のプランテーションも?」

< 153 / 154 >

この作品をシェア

pagetop