寡黙なトキくんの甘い溺愛

「えー!なんで戻すのー!勿体ない!」

「も、もったいなくないから!」



だけど大橋くんは本気で言っていたようで「また見せてね今日の姿♡」と、投げキッスをしてくる。テキトーにあしらうと、大橋くんがカラカラ笑った。

その時、大橋くんの髪から汗がポタポタ落ちている事に気づいた。すごい汗……どれだけ走ってきたんだろう。



「お、大橋くん!ちょっとそこで待ってて!」

「ん?」



不思議がる大橋くんを待たせて、家の中にあるお客さん用タオルを取りに入る。あ、あとスポーツゼリー。



「これ、どうぞっ」

「え、俺に?」

「うん。大橋くん、すごく頑張ってるね!私、家の中を往復しただけで息が切れちゃったよっ」

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