寡黙なトキくんの甘い溺愛

すると教壇の上から、先生が「では今から自己紹介をしましょう」と提案した。



「私は赤塚 海(あかつか うみ)と言います。気軽にうみ先生って呼んでね」

「年齢を聞いてもいいですかー?」

「もちろん秘密でーす。でも、皆とそんなに変わらないかもしれないわよ~?」



明るい先生だ。この先生になら、気軽に色んなことを話せそうだなぁ。いい人そうで良かった。

そして――どんどんと進む自己紹介は、ついに、私の後ろのイケメン君の番になった。



「キャー!!」
「カッコイイ!」
「イケメンー!王子ー!!」



ガタッと立ち上がるだけで、女子から割れんばかりの喝さいが響く。大橋くんの時も黄色い声は聞こえたけど、イケメン君の場合は比にならないくらい大きい。

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