寡黙なトキくんの甘い溺愛

すると大橋君が笑って、私の頭をポンポンと撫でる。

いきなりの行動に「ひゃう!」と変な声が出た。



「ふは!倉掛さん、かわいい~」

「か、からかわないでよ!」



依然としてワシャワシャと髪を撫でられる私。その時、なぜだかトキくんを見てしまった。

見られてないよね――そんな事を思って。

だけど、



「(トキくん……しずかちゃんと話してる)」



しずかちゃんが斜め後ろを向いて、トキくんと話しているのが見えた。

しずかちゃんは楽しそうに笑っていて、トキくんは……照れたような、恥ずかしそうな顔をしている。

あれ、何の話をしてるんだろう……。?

二人してすごく楽しそう……あ、トキくんが笑った。



ツキン



「(ん?心臓が、なんか締め付けられたかも……なに?)」

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