この恋が終わるとしても 僕は君と居たかった。

過去





あれから私たちは別れ、どこか虚しく退屈な日々

今日は休みなのでゴロゴロする私

ピコンッ

メッセージが来る度、胸が高鳴る

そこには「稔からメッセージが届いています。」と

速攻開き、メッセージを確認し、待ち構えていたように返信をする。

付き合う前の君の方が返信早かったのにねと、思わず笑みを浮かべた。

私たちは、すれ違いの似た者同士。

あの時なら一緒にいたくて、今から会える?って聞けたのにな。

いっそ、今の稔と向き合って過去の稔を許そう。

でも、またあの日を繰り返すんだろうな。

そう考えると、胸の痛みが消えないな。

だから、あえてそっけなく。








僕は、ソファーの上で、もう一度昔の僕を思い出して、ごめんの言葉を毎日毎日打っては消して打っては消しての繰り返し。

過去は変えられない。

あんなに傷つけたらもう、昔には戻れないよね。



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