それ行け、ぽっくん!!
「環、上に行かない?」

挨拶が終わり、にーさんが塩野さんを誘った。

「うん、行こう」

塩野さんがボクを手招きした。



こんな風に屋上で休憩するのも最後。



「ごめん、荷物、後で送ってもらえるかな?」

塩野さんがにーさんに頼むと

「もちろん、送っておくよ」

スーツでさすがに長距離、バイクに乗れないから着替えていくとの事だった。

「花は…ぽっくんが持って帰ってくれる?
さすがに送れないから」

ボクは頷く。



「結婚式には絶対に来てくれよ?」

「もちろん、GWだよな?」

にーさんと塩野さんはホント仲が良いなあ。

こんな友達、羨ましい。

「あと、もう一つお願いが」

塩野さんはボクを見つめた。

「GW、家に泊めて」
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