男装令嬢は竜騎士団長に竜ごと溺愛される
コンコンコン

やっとのこと起き出してシャワーを浴びパジャマに着替えた時間に誰かがやって来た。

サラシを外しているけど女だってバレないかな?
心配で一枚カーデガンを羽織り、ドアを開ける。

そこには私服に着替えたカイルが立っていた。
「大丈夫か?
結構しばかれたってルーカスから報告があったが…。」
任務を終えて素になったカイルは心配そうな顔でサラを見下ろす。

「慣れない事をやったので、しばらくは仕方ないです。
普段からの運動不足のせいなので気にしないでください。」
苦笑いしながらサラは言う。

「これはハッカで作った塗り薬だ。
患部に塗ると痛みが和らぐ。」

「ありがとうございます。」
サラは微笑み返す。

「夕飯は食べれたか?」

「はい。ルーカスさんが持って来てくれたので…半分くらいは食べました。」

「食べて体を作るのも大切な事だ。
時間をかけてもいいから全て完食した方がいい。」

「…分かりました。
頑張って完食します…。」

サラが俯くと、頭をポンポンと撫でてカイルは言う。
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