怜悧な外交官が溺甘パパになって、一生分の愛で包み込まれました

「可愛いとはそういう顔を言うんだ。覚えておくように」

不敵に笑った拓海が湊人のもとへ悠然と歩いていく背中を見送りながら、沙綾は火照った頬を抑えてその場にしゃがみ込む。

(あの目はずるいって何度も言ってるのに。ミソノ以上に拓海さんにときめいてるだなんて、絶対教えてあげないんだから)

心の中で文句を言いながらも、満ち足りた気分で頬が緩んでいるのが自分でもわかった。

間もなくリビングへ来るであろうふたりと、クリスマスの計画を練ろう。

三人家族になってはじめてのクリスマス。プレゼントのチケットで観劇して、美味しいディナーとケーキを食べて、湊人が眠ったら拓海とふたりでサンタクロースになる。

そんな幸せな未来を、家族で過ごしていくのだ。これからも、ずっと。




Fin.
< 200 / 200 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:695

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

さぁ殿下、流行りの婚約破棄をいたしましょう

総文字数/11,979

ファンタジー10ページ

第6回ベリーズカフェファンタジー小説大賞エントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
公爵令嬢シャルロットの通う王立学園で流行っているもの それは……『衆人環視の婚約破棄』 過去の美談に感化され、 『自主性・自立・平等』の理念を勘違いし、 貴族の務めを理解せず、 熱に浮かされて身勝手に婚約を破棄している 下位貴族の子息令嬢たち 「あとになって後悔しても、もう遅いのですよ?」 けれど、シャルロットにとって この馬鹿げた流行は千載一遇の機会 王命の婚約をあちらから破棄してもらえる 絶好のチャンスを逃す手はない 男爵令嬢に熱を上げている第三王子殿下 さぁ、流行りの婚約破棄をいたしましょう? 2025.09.22. 公開
離婚するはずが、凄腕脳外科医の執着愛に囚われました

総文字数/111,088

恋愛(純愛)245ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ 『二度と恋はしないと決めたのに』のスピンオフです ・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ 「今までありがとう。これにパパッとサインしてくれる?」 妻の欄が記入済みの離婚届を差し出し、曇りのない笑顔を浮かべる。 これでようやく、あなたを解放してあげられると思っていたのに。 看護師 須藤 未依(27) × 脳外科医 須藤 律(33) 「俺は離婚するつもりはない」 五年も放置されていたはずが、 アメリカから帰国早々、なぜか全力で口説かれて……? 「俺は未依と一緒にいる未来を諦めるつもりはない」 「えっ、と……どういう意味?」 「俺は、未依が好きだと言ってる」 いや、意味わかんないから……っ! 2025年11月7日 公開
表紙を見る 表紙を閉じる
・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ 『離婚するはずが、凄腕脳外科医の執着愛に囚われました』の スピンオフ作品です ・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ー☆ー・ 始めから、わかっていた。 母親にすら愛されなかった自分が、他人から愛されるはずはないと。 永遠の愛なんて、物語の中だけの絵空事。 だからもう、二度と恋はしないと決めたのに。 元救急救命士 板倉 千咲(27) × フライトドクター 須藤 櫂(30) 「これからは、俺を頼ってほしい」 「あの日以降、誰かに対して特別な思いを抱いたことはない。 俺にとって、愛しいと思える女性は君だけだ」 ある勘違いで櫂の元を去り、ひとりで娘を育てる千咲に 彼は誤解を解き、家族になろうと言ってくれた。 しかし、櫂が海外派遣の話を断ったと聞いてしまう。 (私、櫂さんの邪魔になってるんじゃ⋯⋯) 「俺の前では我慢しないで。全部受け止めるから」 2025年8月3日 公開完結

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop