MINE.
齢十八の松田は父の言いつけのまま、わたしの学校を送迎する運転手だった。
それから偶に遊んでくれて、一緒にご飯を食べてくれた。
後にどうして松田だったのか聞けば、高校を中退して父に拾われたものの、持ってたものが自動車免許だけだったから、だそう。
出来ることがそれしかなかった。
屋敷の誰もが優しくしてくれて、少し冷たい中、わたしが甘えられるのは松田だけだった。
松田はわたしの我儘を聞いてくれて、だから十八の誕生日に言ってみた。
松田はその頃、二十八だった。