Death Contract‐死神の契約‐
集結
―「全員集めたよ。少しは感謝してもらいたいものだね」


次の日の早朝。クロラは11人という大人数で、春稀の家に押し掛けた。


「………多い」


レオは呆れながらクロラを見た。


「君が集めろと言ったんだろう。ロビンなんて、なかなか応じてくれなくて、大変だったんだから」


クロラはNo.7のロビンを見ながら言った。


「おいおい、俺は素直に応じたぜ?」


ロビンは、眉を吊り上げながらクロラを見た。


「どこがだよ。『俺は人間界が嫌いなんだよ!』って叫びながら僕を殺そうとしただろう」

「あれは突発的な事故だ」

「よく言うよ」


クロラは視線をレオに戻した。
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