❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「ちょっと待ってください、まだそこまでは……」

俺はまゆの言葉を遮って伝えた。

「結婚式の日取りはまだ決めていませんが、お許しを頂けるのであれば、このまままゆと自分のマンションで生活を始めたいと思っています」

まゆは目を丸くしていた。

さらに驚くことに、まゆの親父さんは「すぐにでもまゆを連れて行ってくれたまえ」といった。

まゆが俺の許嫁だと言うことを知らないのはまゆだけだった。

俺はまゆが自分を好きになって、結婚したかったのだ。

だから許嫁のことは黙っていることにした。

「では、まゆを連れて行きます」

「まゆ、必要なものだけ用意してマンションに戻るよ」

「あ、はい」

私は驚きの感情以外は忘れたかのように驚いていた。

まさか、お父様があんなにすんなり、承諾してくれるなんて、しかも祐志さんをすぐに気に入って、結婚の許しまでくれるなんて、びっくりする以外はない。

私は祐志さんとマンションに戻った。

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