❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
第十章 服部祐志の正体

祐志さんが極道だと知って、色々なことが納得いった。

でも、でも、信じられない。

祐志さんは怪我の治療が終わり、眠っていた。

「奴は強靭な肉体とすごい精神力の持ち主だな、麻酔せずに手術しおった」

「名前は?」

「服部祐志だ」

「服部祐志」

「どこの組のもんか、心当たりがあるのか」

山形先生はずっと考えていた。

「おい、奴は服部祐志じゃない、佐伯龍だ」

「佐伯組の若頭か、でも奴は亡くなったと聞いておるが」

「はっきり思い出した、服部祐志と佐伯龍は入れ替わったんだ」

「なんだって」

「佐伯龍は外科医を目指して、医学部を卒業したが極道者を雇う病院はない、
そんな矢先、服部祐志は父親の力で医者になったようなもんだ、全くダメ医者だった、
そして、ヤクザに成り下がった、その時知り合ったのが佐伯龍だ、服部祐志は裏社会でも半端者で刺されて命を落とした、佐伯龍は俺のところにやってきて、入れ替わりたいと申し出た、その時から佐伯龍は死に、服部祐志は優秀な外科医として生まれ変わった」
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