❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
第十二章 佐伯龍を知る女 北条あやか
誰だかわからない女と濃厚なキスをしていたんだ、驚かないはずはなかった。

俺は、あやかの手を引っ張り、近くのホテルに入った。

これ以上、知らぬ存ぜぬで通せるはずもなかった。

まさか、まゆが見ていたなんて。

まゆにしてみれば、濃厚なキスの相手を引っ張って、ホテルに入って行った俺を、どう思っただろうか。

言い訳出来ない状況だった。



俺はあやかに本当のことを話した。

「あやか、俺は確かに佐伯龍だ」

「やっぱり、間違えるわけないもん」

「でも、今俺は外科医の服部祐志として人生を歩んでる」

「そうなんだ」

「佐伯龍は抗争に巻き込まれ、刺されて死亡した」

「嘘、だって私の目の前にいるじゃない」

「お前の目の前にいるのは、服部祐志だ」

あやかは一生懸命考えていた。

「つまり、あなたは服部祐志なのね」

「そうだ」

「どっちでもいいわよ、早く抱いて」

「俺は佐伯龍じゃないから、お前は抱かない」

「どうして?」

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