❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
工藤組長は親のように私をいつも気遣ってくれる。

「結城さんについていきます」

「それは、極道の世界で生きていくと言うことか」

「はい」

私は自分の部屋に向かおうとした。

「待ちなさい、まゆ、まだ話は終わっていないぞ」

「もう決めたんです、龍と離れて生きていけません」

私はその場を後にした。

「まゆ、まゆ」

お世話になった恩を仇で返すなんて、私はなんて親不幸ものなんだろう、

おじさまは親も同然なのに……

私は荷物をまとめていた。

そこに龍から着信があった。

「まゆ、大丈夫か」

「大丈夫です」

「工藤組長に怒られただろう」

「はい」

「そうだよな、すぐ俺のマンションに来るのではなく、俺が工藤組長にちゃんと挨拶にいく、
筋を通さねえと、まずいからな」

「でも、龍と離れているなんて耐えられません」

「俺だってそうだよ、少し我慢してくれ」

「分かりました」

スマホは切れた。

「まゆ、食事が出来たぞ、一緒に食べよう」

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