❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「祐志でいいよ、恋人同士なのに服部さんはおかしいだろ」

「あっ、そうですね、じゃあ、祐志さん」

私はニッコリ微笑んだ。

祐志さんは私を抱きしめて「まゆはかわいいな」そう言って、キスをした。

なんか、本当の恋人同士みたいとちょっと恥ずかしくなった。

昨日の抱擁が走馬灯のように蘇る。

顔が真っ赤になるのを感じた。

「どうした?顔が赤いぞ、さては昨夜のこと思い出していたのか」

「えっ、いえ、その」

まゆは不思議な女だ。

俺は今まで、真剣に結婚を考えたことがなかった。

性的欲求を満たす相手はいたが、結婚相手として見たことはなかった。

まゆとは生活を共にしてもいいと思った。

まゆとの抱擁は大満足だ。

誰にも渡したくねえ、俺の独占欲に火がついた。

深海健一郎、親父から聞いていた人物の名前。

この日、親父は容態が急変して、俺は病室に駆けつけた。

「親父、頑張れ」

「祐志、お前に言っておかなければいけないことがある」

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