あの日、再び

新しい日、新しい朝

 「じゃあ、行ってきます。」
「気をつけてね!璃亜。」
私は、いつも家に行っているつもりなのに。お母さんはなぜか、返事をしてくる。お母さんに行っていると思っているのだろうか。違うのに。そう思い始めたのはいつからかな…。
「「おねえちゃん、いってらっしゃい!がんばってね!」」
「璃花、璃菜、いってくるね。」
璃花と璃菜は、私の妹。璃花は、春山小学校の小学五年生。璃菜は、小学二年生。二人ともかわいい。いつも、この二人に元気をもらっている。
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