線香花火
本音を言うとかなり嫌だし、嫉妬してしまうだろう。
もしかしたら、そいつの後ろについて回るかもしれない。
出来ることなら僕が幸せにしたいに決まってる。
そんなことはできないなら、せめてほかの誰かと幸せになってほしい。
「だったら、琉生が幸せにしてよ…」
肩を揺らしながら泣く彼女に、僕は首を縦に振ってあげたいのをグッとこらえる。
「相変わらず無茶をいうなー…。それができないって、かなちゃんだって分かってるくせに」