線香花火


自分で言ってても、まだ実感がわかない。


本当に死んじゃったのかなーなんて曖昧な感じなのに。


彼女の涙がそれを痛感させる。


「私だって、ずっと琉生が好きだったもん…!」


あー、それは嬉しい。


でも、生きてるときに聞きたかったな…。


いや、僕が早く言えばよかったんだよね。


ほんとに、たったそれだけの事だったんだ。


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