線香花火


彼女に会わせてくれた神様にも戻ったらお礼を言わなくちゃね。


「かなちゃん、そろそろみたいなんだ。だから、きっと幸せになってね」


最後まで頷こうとしない彼女に強引にお願い。


線香花火が残ったって、残らなくたって、もともとお願いするつもりだった。


たぶん、それだけが心残りだったのかもしれない。


後は…、ちゃんと気持ちを伝えられたから


っていうのは自己満足なんだろうな。

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