空に飛んだら
今の話



そして今。

私は学校の屋上にいる。




靴を揃えて下に遺書を挟む。

完璧だ。

何回もシュミレーションした。





あとは飛び降りるだけだ。





校舎の裏側の方なので,周りに人はいない。




風がスカートと,方まで伸びた髪を揺らす。




夏なのに,風のせいで涼しい。




今はちょうど夏休みのため,校庭の方から部活動生の声が聞こえる。
< 12 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop