君と付き合うまであと365日

「なあなあ莉斗、あの噂って本当なの?」



隣に座る凌悟がにやりとむかつく笑みを浮かべると、馴れ馴れしく肩を組んできた。



「は?噂?」


「幼なじみの芽依ちゃんと付き合ってるっつー噂だよ!」


「凌悟はそういう噂大好きだよねぇ」



夏樹は前の席で小説を片手に座りながら、呑気にニコニコと微笑んでいる。


その笑顔はどこか面白がってる様子だ。



「付き合ってねぇよ…」



今まで芽依との関係を噂されることは散々されてきたので、もう慣れた。


それでもお互い一緒にいることはやめないし、根も葉もない噂は落ち着いてくることを知っているから、高校に入ってからは特に気にしてもいなかった。
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