君と付き合うまであと365日

購買限定!幻のホイップメロンパン!

ついに、この日がやってきた。



「はい、じゃー今日の授業はここまでー。日直号令ー」


「きりーつ」



号令と共に、四時間目の終了を告げるチャイムが鳴り響いた。


…と、同時にお財布を持って教室を飛び出す。


私の他にも鬼の形相で教室を飛び出した野球部のクラスメイトが数人いたが、私の方がスタートダッシュは早く、少しリードしながら購買を目指す。


そう。今日は夢にまで見た“購買限定!幻のホイップメロンパン!”が売り出されている日だ。


このメロンパンはもう特別級に美味しいため、売り出された日にはもののニ分もあれば即完売だという。


ただ、不定期で売り出されるのと一日二十個しか売っていないのが痛い点だ。


幻のホイップメロンパン情報はたまに裏で回っていることがあり、常にアンテナを巡らせていたおかげか私もやっと情報を掴んだというのに、それでも同じような人はたくさんいる。
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