君と付き合うまであと365日
あの顔は、大抵ロクなことを考えていない時の顔だ。



「えーと…?」



ほら見ろ。あまりにも突然な立候補に、先生が困ってる。



「私、小日向芽依はトップバッターを飾る、素晴らしい女です!自己紹介のために、昨日は夜しか眠ってません!考えに考え抜いた自己紹介を、ぜひ聞いてください!」



夜しか眠ってないって…それは当たり前だ、バカ!


誰にも気づかれないように、小さくため息を漏らす。



「そんなに言うなら…じゃあ小日向から自己紹介をやってもらおう」


「はいはいはーい!」



前に出た芽依が、チョークを手にしたかと思うと、突然黒板に何かを書き始めた。
< 6 / 77 >

この作品をシェア

pagetop