君と付き合うまであと365日
書き終わると同時に、“小日向 芽依”と汚い字で書かれた黒板をばんっ!と勢いよく叩いた。



「私の名前は小日向芽依!よろしく!」



決まった、という感じの顔をして、何事もなかったかのように芽依は自席に戻った。


それにしても…。



「え、それだけ?」



同じように拍子抜けした中村先生に、芽依は意味がわからないという顔で首を傾げる。



「え?はい」


「もっとこう…何かすごい特技があるとか…?」


「ないですけど」


「何かすごい自己紹介するとか…?」


「今したじゃないですか」
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