センセイとわたしのただならぬ関係
 頭のなかで、ダサい先生とイケメン先生を並べてみる。
 だめだ。やっぱり、好奇心が抑えられない。
 先生がどんな人間なのか、知りたいという欲求で頭がはち切れそう。

   〈先生が困るのかと思って。
    いいんなら、会って話が聞きたい〉

 また5分ぐらいして、返信があった。

   〈次の日曜はどう?〉

   〈大丈夫です〉

   〈じゃあ、この間の店の前で1時に〉

   〈了解です〉

   〈おやすみ。ちゃんと寝ろよ。
    また授業で寝たら、今度は
    ペナルティの宿題だすからな〉

   〈うわー、速攻で寝ます。
    おやすみなさい〉

   〈(笑)〉

 やり取りを終え、スマホの電源を落として、ベッドにダイブした。
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