ゾンビから逃げてたらイケメンヴァンパイアに懐かれちゃった件について。
な、何でこんなことになっているんだろう・・・・・・。
目の前にはFriednの精鋭・・・・Friednの幹部の皆様。
Friednというのは、急激に増加してしまったゾンビ達を撲滅・・・・・というより、元に戻してあげるための政府が作った機関だ。
Friednはものすごい規模の人がいて、みんなとてつもなく強い。そして今私の目の前にいる人たちはその中でもさらに強い幹部の方々。
そして、なぜこの場違いなに私がここにいるのかと言うと言うと・・・・・・遡ること三日前。
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「お母さんおはよ」
「おはよう美優、今日は久しぶりにパンケーキを焼いたの!」
「うわぁ美味しそう・・・・・・!」
私、睦月美優はいつも通り朝6時に起き、いつも通り朝ごはんを食べて、いつも通り歯を磨いて、いつも通り学校に行く支度をしていた。
そう、いつも通りの何も変わらない朝。
「行ってくるね」
「行ってらっしゃーい」
そして、またいつも通りお母さんに見送られながら学校に向かった。
美優の通っている学校は家から徒歩約10分ほどのところにあり、とても近い。
見慣れた通学路を鼻歌を歌いながらスキップで進む。学校に近づくにつれて、どんどん人が多くなっていくるのがわかった。