ゾンビから逃げてたらイケメンヴァンパイアに懐かれちゃった件について。

「すみません!すみません!」

 謝罪の言葉を繰り返す青年に、追いかけられていた少女は戸惑う。

 まぁ無理もない。

 急にゾンビという恐怖の対象に追いかけられて今、ゾンビになっていた青年に謝られているのだから。

「あ、あの大丈夫ですから・・・・・さ、さようなら・・・・・」

 ビクビクしながら少女は青年に向かってそう言うと、私の所へ駆け寄ってきた。

「あ、ありがとうございます!助けていただいて・・・・・!」

 その瞳には涙が浮かんでいる。

 よほど怖かったのだろう、よく見ると足も震えていた。

「大丈夫だった?怪我してない?」

「だ、大丈夫です!」
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