イケオジ紳士は年の離れた彼女を一途に愛し抜く
「バーで飲み直す?」

レストランを出た先で、宗ちゃんが尋ねてくる。

みなとみらいの夜景が一望できるバーでお酒を飲んでみたいという願望はあるけれど、また年齢を確認されるのは嫌だ。

「ううん」

首をフルフルと左右に振る私の背中に、宗ちゃんの腕が回る。

「じゃあ、部屋に行こうか」

すでに宗ちゃんと一夜を過ごす覚悟はできている。

熱のこもった言葉にコクリとうなずき、エスコートに従って二一〇八号室に向かった。

宗ちゃんが用意してくれた部屋はハーバービューのスイートルーム。遠くにライトアップされた横浜ベイブリッジが見えてとてもロマンチックだけど、この先のことを考えると緊張せずにはいられない。

高ぶった気持ちを落ち着かせるために、リビングの窓から見える景色を眺めていると、背後から私を呼ぶ声が聞こえてきた。

「あかりちゃん。ちょっといいかな?」

「う、うん」

ぎこちなく返事をして、ソファに座る宗ちゃんの隣に腰を下ろす。

白を基調とした洗練された室内とマッチした、大きなソファの座り心地はとても快適だけど、手足を伸ばしてくつろぐ余裕はない。
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